社会福祉法人の会計は独特で大変。でもやりがいも◎
社会福祉法人に経理として
入社して4ヶ月が経過。
今月末に決算日を迎えるという
ことで、急ピッチで今年度の
仕訳入力を進めています。
社会福祉法人の会計ルールは、
一般的な事業会社のそれとは
若干趣きが異なります。
最も特徴的なのが、
拠点ごとに区分して経理を行う
必要があるということ。
すなわち、給与や社会保険料・
光熱費といった諸々の費用を、
実績ベースで各拠点ごとに
区別して仕訳を切っていく
必要があるのです。
たとえば、給与を支払った際、
(借方)給与/(貸方)現金預金
預り金
という仕訳で通常は済みます。
これが、社会福祉法人の場合、
・A特養
(借方)給与/(貸方)現金預金
預り金
・Bグループホーム
(借方)給与/(貸方)現金預金
預り金
・Cショートステイ
(借方)給与/(貸方)現金預金
預り金
・D小規模多機能ホーム
(借方)給与/(貸方)現金預金
預り金
という風に、拠点の数だけ
仕訳を切らなければなりません。
もともとメーカーの経理をして
いたので、区分(事業)ごとに
原価計算をすること自体は
違和感なく理解できます。
ただ、これらのほとんどを手作業
で入力する必要があるから大変
なのです。
とはいえ、仕訳を一つ一つ
切っていく作業は、さながら
バラバラになったパズルの
ピースを組み合わせていく
ようなイメージ。
それぞれの仕訳が積み重なって
試算表や元帳・決算書ができて
いくプロセスは、経理屋として
最もやりがいを感じる部分です。
残業を最小限に抑えつつ、早く
決算書を完成させたいですね。