パパの、パパによる、パパのための働き方研究所

二児の娘のパパによる働き方実践録。幸せな働き方をいろんな角度から探ります。

資生堂ショックをパパの立場から考えてみる

大手化粧品メーカー、資生堂。

女性が働きやすい職場として人気が高く、

学生の志望企業ランキングの上位常連です。

 

その資生堂が、短時間勤務制度の運用を

昨年から変更したことに賛否両論の声が

あがっています。

 

www.nhk.or.jp

 

それまで、子育て中の社員が希望すれば、

週末や遅番の勤務が免除されていました。

 

それが、子育て中だからといって特別扱いせず、

公平にシフトや接客ノルマを課すように変えたのです。

 

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この決定を下すにあたって、

資生堂社内で相当議論があったのは容易に想像できます。

 

独身者としては、子育て中というだけで週末や遅番の勤務が

免除されるため、制約のない自分たちにしわ寄せがくる。

 

会社としても、かきいれ時の週末や夕方に人員がいないと

収益が落ち込んでしまう。

 

どんなに働きやすい勤務体系があったとしても、

本業の屋台骨が揺らいでしまっては本末転倒ということです。

 

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一方、もし我が家でこういった問題に直面したら

という仮定で、パパの立場として考えてみました。

 

1.パートナーの意向を確認する

まずは、妻が本気でその仕事・その職場で

働き続けたいか、意欲の度合いを確認します。

 

 「もうこれ以上は続けられない…」

と考えているかもしれませんし、

 

 「まだまだこの仕事を続けたい!」

と前向きに捉えているかもしれない。

 

それによって、取るべき行動は当然変わります。

 

2.子どもの意向も確認してみる

次に、子どもの側に立って考えてみます。

 

まだ小さい年頃なら意思を確認するのは厳しいですが、

物心ついて自分の意思を伝えることができるのであれば

遠回しに子どもへ尋ねてみます

 

ただ、実際やってみないとお互い分からない部分もあり、

やってみた結果子どもが情緒不安定になったり

何かしら不都合が生じたりしたときに

改めて考え直すという選択肢もあるでしょう。

 

とにかく、親だけの都合で決めないということです。

 

3.パートナーの働き方を最大限協力する

本人は前向きに捉えていて、

子どもについても特に問題ない。

 

となれば、あとはパートナーであるパパの働き方を

妻に合わせて柔軟に対応させていくことになります。

 

妻が遅番のときは、

保育園のお迎えはもちろんのこと

ご飯を作って

お風呂に入れて

夜寝かしつけるまでを

パパ一人でやれるように、

定時またはフレックス早帰り退社できることが前提です。

 

つまり、女性が働き続けるためには

男性(パパ)の働き方次第ということなのです。

 

女性(ママ)だけが仕事をあきらめるのではなく、

男性(パパ)も主体的に自分の働き方を考え、

状況に応じて柔軟に働き方を変えていきたいですね。