「介護+保育」が未来の当たり前になる
「保活」という言葉があります。
「保育園を探す活動」の略で、
我が子を保育園へ入れられるように
親たちがあれこれ知恵を絞って動くことを指します。
本日付けの日経新聞夕刊で、
「介護と保育」が次の切り札
という保活の特集記事が組まれていました。
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これから高齢者が増え続けて、
子どもの数は減り続けることは
統計上ほぼ確実に訪れる未来です。
この「介護+保育」のメリット、
はたしてどんなものがあるのでしょうか?
1.介護・保育従事者の確保
介護にしても保育にしても、
働き手の確保という共通の課題を抱えています。
状況に応じて柔軟に対応できるようにすることで、
少ない人員でもうまく回る仕組みが期待できます。
また、事業所内に保育施設があることにより、
子どもを持つスタッフにとっては
待機児童問題に頭を抱えずに済むため、
求人応募の強力な動機づけとなるでしょう。
2.ハード面の投資コストダウン効果
少子化に伴い、保育需要はいずれ減少します。
これから保育園を増設するのであれば、
なるべく転用がきくようにしたほうが望ましいです。
3.高齢者と子どもたちとの交流促進
普段核家族で生活していると、
おじいちゃんやおばあちゃんと接する機会は
年に数回という子どもたちも多いもの。
世代の離れた高齢者と子どもが
毎日のように交流を図れるのは
「介護+保育」の最大のメリットかもしれませんね。
実は我が家でも、妻の就職を機に
次女を保育園に入れようとした際、
希望の園がどこも順番待ちでした。
入園が勤務開始に間に合わないかも…と
思っていた行政の保育園の申込締切当日、
乳児保育所なら受け入れ余力があると知り
土壇場で申込み順位を変更した結果、
めでたく一発で入園できたのです。
ちなみにこの乳児保育所、
3歳未満までの乳児を預かることになっています。
途中で保育園を移らなければいけないため、
一般的な保育園よりも人気がないようですね。
待機児童問題に悩むくらいなら、
親自身も柔軟な発想をもって
積極的に選択肢を見つけていきたいもの。
“未来の当たり前”は我々が作っていきましょう!