パパの、パパによる、パパのための働き方研究所

二児の娘のパパによる働き方実践録。幸せな働き方をいろんな角度から探ります。

なぜ私のライフワークのテーマが「働き方」なのか

ブログを毎日書くようになって1ヶ月余り。

書けば書くほど、自分自身について

深く振り返るようになりました。

 

ここで改めて、なぜ私のライフワークのテーマが

「働き方」なのか、これまでの人生の軌跡を

綴ることで皆さんにお伝えしたいと思います。

長文ですがお付き合いください。

 

高校時代、なんとなく税理士という職業を知りつつ、

やりたいことが特に定まらないまま地元の大学へ進学。

将来的に起業しようと考え、首都圏でベンチャー企業を

中心に就職活動するも、諸事情あって内定を辞退する

ことになります。

 

持ち前の細かさと自由業として活躍できる税理士に憧れ、

大学卒業後二年間、税理士試験の勉強に専念しました。

 

その後、地元の卸会社や会計事務所で働きながら

試験勉強を続けます。しかし、なかなか合格に至らず

葛藤の日々。そのうち結婚したい相手が現れ、時間と

お金を犠牲にして試験勉強を続ける自信がなかったため、

試験勉強は断念することに。時を同じくして北九州の

メーカーへの転職が決まり、同じタイミングで結婚します。

 

配属された部署は経理部。当時はワーク・ライフ・バランス

という概念が全くなく、帰りが遅くなることもしばしばでした。

妻の悪阻がひどかった時期は、自分の仕事をコントロール

する自信が全然なかったため実家に帰していたぐらいです。

仕事があれば残業するのは当たり前という感覚でした。

 

翌年に第一子が誕生。それまで仕事一辺倒だった自分の

価値観に少しずつ変化が芽生えます。リーマン・ショックで

残業規制がかかっていたこともあって、少しでも早く帰るように。

この頃から、効率的な働き方を志向するようになります。

 

その後、監査部門へ異動。それまでの忙しい日々から一変して

定時帰宅が当たり前に。子どもと向き合う時間が毎日取れる

ことがとても嬉しかったですね。

 

その傍ら、北九州市のまちづくりプロジェクト「ひまわり塾」

に参画。子育てをテーマに活動することで、「ウチ」の子育て

だけでなく「ソト」の子育てに強く関心を持つようになり、

父親を取り巻く子育て環境の改善意欲が芽生えます。

 

翌年、ひまわり塾の活動の延長でNPO法人ファザーリング・

ジャパンに加入。働き方の見直しをテーマにした勉強会を

複数回開催しました。絵本の読み聞かせは今でもときどき近所の

図書館でやっています。その後第二子が誕生し、さらに子どもと

向き合う日々が始まります。

 

そんな矢先、古巣の経理部へ急遽戻ることになり、自分自身のワーク・

ライフ・バランスが取れなくなってしまいます。仕事のやりがいは

にありましたが、自分が成し遂げたいことがその仕事の延長線上には

見えなかったため、妻とも何度も話し合った上で転職を決断しました。

 

転職と同時に、合同会社を設立。零細企業の経理の仕事をしながら、

中小企業向けにテレワークやワーク・ライフ・バランスの導入支援

事業を展開しようと、機会を窺いました。

 

そして今年の7月から、雇われの身を外れ一介の自営業者として

テレワークの事業を始めます。しかし、自分に実績がほとんどなく、

また需要がほとんどない所でビジネスをしようとしたため、

ビジネスモデルがそもそも成り立っていなかったのです。

 

あっという間に貯金が減っていき、これ以上傷口を広げたら

家族を路頭に迷わせることになると思い、再び組織に属して

働くことを決断。先日から社会福祉法人で経理として働いています。

 

 

こんな私が世の中のパパたちに伝えたいこと。

 

それは、

 

「自分の大事なものを幸せにする働き方をしよう」

 

ということ。

 

パパにとって、自分の大事なものとは

パートナーであるママであり、

かけがえないのない子どもたちです。

 

いくら経済的に成功しても、

家族との時間を蔑ろにしていては

パートナーや子どもとの距離が広がる一方です。

それでは幸せな人生とは言えませんよね。

 

いつまでも家族が笑顔でいられるような

働き方のヒントをパパたちに伝えていきたい。

それが今の私のミッションです。

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