パパの、パパによる、パパのための働き方研究所

二児の娘のパパによる働き方実践録。幸せな働き方をいろんな角度から探ります。

子連れ勤務は一時的な働き方と捉えるべき

子連れ勤務。子どもを保育園や学校ではなく、

職場に連れて行って仕事をする働き方のことです。

 

西日本新聞の「変わるワークスタイル」という特集で、

子連れ勤務について取り上げられていました。

www.nishinippon.co.jp

 

また、NHKでも先月特集番組が放送されていたようです。

www.nhk.or.jp

 

未就学児の場合、通常であれば保育園か幼稚園に預けます。

それがいずれもできない場合に、職場へ連れて行くという訳です。

 

はたしてこの働き方、働く側にとってメリットはあるのでしょうか?

 職場に微笑ましい雰囲気が生まれる。

 独身のスタッフも子育てを体験でき、子育ての大変さを理解できるようになる。

 保育料がかからない。

 保育園へ連れて行く移動のロスがなくなる。

こんなところでしょう。いずれも悪くないですね。

 

一方、デメリットを考えてみます。

子を持つ親の方は誰しも経験していることですが、

子どもという生き物はじっとしていないことが多い。

 いろんな物に触りたがる。

 自分の思い通りに行かなくて泣き出す。

 職場の中で走り回る。

 自分の膝の上に乗っかってくる。

 

こういう状況の中、集中して仕事に取り組むことがはたしてできるのか。

 自分自身は集中できても、

 周りのスタッフが集中できないかもしれません。

 子どもの笑い声や泣き声が大きすぎて、

 先方からの電話がよく聞こえないかもしれません。

 保育士がおらずただ傍らに置いておくだけなので、

 幼児教育の観点からあまり良くないかもしれません。

 

ちなみに私が以前勤めていた中小企業では、女性スタッフが

夏休み中の何日か自分の子どもを連れてきていたことがありましたが、

特に違和感なくその場に溶け込んでいました。

 

ただその子は小学校高学年の女の子で、

黙って本を読んだり仕事を手伝ったりできていました。

これがヤンチャな幼児となると、多分違った印象だったはずです。

 

本当は事業所内保育施設を作るのがベストなんですが、

コストやスペース等の問題から全国で4千ヶ所余りにとどまっています。

 

子連れ勤務は、あくまで一時的な働き方の選択肢として

認めるという運用が労使双方にとって望ましいと考えます。

 

こんな風に仕事を本気で手伝ってくれるならともかく。

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