介護の状況を早めに職場へ伝えよう
介護が必要な高齢者は今や600万人を超えました。
介護と仕事の両立は誰にでも起こりうる問題です。
働きながら親の世話をするには職場のサポートが不可欠。でも、自分が介護に関わっていることを勤務先の上司や同僚に話せずにいる人は思いのほかたくさんいます。
そこで、上手に自分の状況や希望を職場に伝えるポイントを探りました。
1.どんな働き方をしたいのか、希望を固める
つらい感情をただ訴えるだけではNGです。残業や転勤の可否などを具体的に伝えましょう。
2.早めに、こまめに報告
高齢者は症状が変わりやすいです。状況変化にすぐ対応してもらえるようにしておきましょう。
3.日頃から関係を築いておく
実家や親の様子を元気なうちからそれとなく周囲に話しておくことで、介護が必要になったときでもすんなり対応することができます。
4.感謝の言葉を忘れない
基本的なことですが、周囲に「ありがとうございます」や「助かります」といった感謝の言葉を忘れないようにしましょう。
5.情報収集してから相談する
介護保険制度や会社の支援制度、施設への入所見通しなどを前もって調べておきましょう。
6.「語らない」意識を変える
男性は仕事と私生活を切り離して考えがちです。一人で抱え込んでも状況は良くならないので、腹を割って話すことが好転する第一歩になります。
実際的なサポートだけでなく、自分の状況を周りと共有するだけでも精神的にずいぶん楽になります。周囲の理解を得て仕事が継続できるように、積極的に職場へ相談していきましょう。