父親が家事をしないことが当たり前な日本社会
先日のエントリーで「イクメンが死語になる」と書きましたが、本当に死語になるにはまだまだ程遠いようです。
数日前にSNSでバズっていた記事がこちら。
興味深かったのは、記事に対する反応がさまざまだったこと。
「今は子育て落ち着いているけど、当時は大変だった」という意見が多く、
「ママの大変さに気づくなんてすばらしい」
「少しでも育児や家事をパパが手伝ってくれたらいいのに…」
中には、
「ちょっと育児を経験しただけでママの大変さを全部分かったような気になるな」
という声も。
結局、表面的に子どもと関わっている「イクメン」は昔と比べて増えているけれど、家事や子育てをガッツリやっているパパはごく少数ということです。
以前にも書いたとおり、私自身は家事をやることにほとんど抵抗がない人間なので、気づいたらなるべくやるようにしています。また、私の周りでもごく自然に家事や育児に取り組む「真性イクメン」はけっこういます。でも全体として見ると、やはり少数派ということが今回改めて分かりました。
原因は偏に、長時間労働がデフォルトになっている男性の働き方にあります。こういう状況だとパパが育児休業を取るのは至難の業です。現在、国がパパの育休取得を後押ししようと、助成金を新設する方向で動いています。
本日の日経新聞一面より。男性の育休促進に向けて助成金が新設。中小企業ではほとんど実績がないパパの育休、
助成金が一つの後押しになりそう。/男性の育休促進へ助成金 厚労省、子育て・仕事両立支援 女性に託児付き職業訓練 :日本経済新聞 http://t.co/NBYIgm6IeU
— 森 豪 (@moripapa1980) 2015, 9月 23
女性が働き続けるためには、男性たちが育児休業を取れるような働き方へシフトすることが不可欠です。今後の動きが注目されます。