パパの、パパによる、パパのための働き方研究所

二児の娘のパパによる働き方実践録。幸せな働き方をいろんな角度から探ります。

「イクメン」が死語になる未来

妻が悪阻のとき、サラリーマンの仕事をしながらほぼ全ての家事をこなしました。我が家の場合、料理以外の家事は、夫婦のどちらか気づいた人・できる人がやるというスタンスです。また、子どもたちが寝る前の日課として、絵本の読み聞かせを毎晩しています。

 

こんなことを書いたりお話したりすると、

 「森さんは本当にイクメンですね~」

と褒められます。

 

でも、私自身はそんなに特別なことをしているつもりはありません。

家事が残っていると自分自身がなんだか落ち着かないですし、

子どもとの時間は今しかないと考えているからです。

 

イクメンという言葉がもてはやされるのは、単純にそれが珍しいから。つまり、日本の父親たちは家事をする時間がほとんど取れていないということです。欧米諸国では一日数時間なのに対して、日本はわずか数十分。

 

これは二つの側面があって、まずは父親本人に家事をするつもりがないパターン。古くから根付く、固定的性別役割分担意識「男は仕事・女は家庭」が、今もなお影を落としています。

 

もう一つの要因として、家事や育児をする意欲はあるものの、物理的に家事をする時間が取れないパターン。子育て世代の30~40台の男性は基幹的な仕事を任されることが多く、どうしても長時間労働になりがちです。

 

では、どうすればイクメンが増えるのか?

 父親に、家事や育児をやる意味を改めて伝える。

 残業を減らす。

 家事を減らす。

 通勤時間を減らす。

 仕事を変える。

特に効きそうなのは、残業を減らすアプローチ。

職場として、長時間労働な体質を根本的に変える必要がありそうです。

 

一日も早くイクメンという言葉が死語になって、夫婦で家事や育児を分かち合う社会になってほしいと思います。