日本人は有休に世界一無関心ではなく、単純に休めないだけ!
本日付けの日経新聞朝刊の社会面に、
ちょっと見過ごせない見出しの記事を発見。
有休に世界一無関心? 日本「日数知らず」53%
世界の26の国や地域の中で
有給休暇の日数を知らない人の割合が最も高く、
「休暇に対する意識が低い」と結論づけています。
しかし、本当のところはそんな訳ない!
日本人だって休めるものなら休みたいし、
休める状況だったら休みを取るものです。
休暇に対する意識は決して低くありません。
何が有給休暇の取得を阻んでいるかというと、
偏に「休みたくても休めない状況」
だと言えます。
特に中小企業は、最小の人員で
営業や業務を回していることがほとんどのため、
誰かが欠けると仕事が回らなくなることも
実際問題として起きてしまうのです。
それにこの調査は、インターネットによる回答。
偏った属性になっている可能性が高いと思われます。
有休が取れるようになれば、
- 従業員の満足度が上がる
- 時間あたりの生産性が向上する
- 優秀な人材が集まりやすくなる
と、経営者にとっても有益。
これから少子高齢社会を迎え、
人材難に陥る企業がどんどん増えていくでしょう。
求人をかけても、人が集まらなくなるのです。
働き手にとっての魅力を高める意味でも、
柔軟に休みが取れる体制作りを経営課題に
していただきたいと、切に願っています。