パパの、パパによる、パパのための働き方研究所

二児の娘のパパによる働き方実践録。幸せな働き方をいろんな角度から探ります。

誰しも確実にやってくる介護の問題

皆さんに質問です。

皆さんの親御さんは現在おいくつでしょうか?

60代という方もいれば、70代、80代という方もいらっしゃると思います。

 

では次の質問。

親御さんが介護の必要な状態になったとき、誰がケアしますか?

 

これまで日本社会では、「子の配偶者」すなわち女性が老親の介護をするケースが大半でした。しかし、女性の就労者や単身世帯の増加に伴い、男性が介護をするケースがここ数年顕著に増えています。

 

その際に考えるべきことは、自分の仕事と介護との両立。すべての介護を家族だけで引き受けず、介護事業者をうまく活用していきながら必要に応じて家族が手助けしていく形が望ましいといえます。

 

しかし、介護をする時間が仕事とオーバーラップしてしまうため、以前の働き方を続けようとしても限界があります。特に現在の住まいから遠方に実家がある場合はなおさらです。

 

ごきょうだいや親戚の方を頼れない場合、自分自身で介護を担う必要があります。場合によっては、仕事を辞めて実家に移り住まないといけないかもしれません。そうなると、仕事の継続という面において大きなダメージになってしまいます。

 

パソコンでできる仕事のほとんどは、オフィスだけでなく在宅でも執務が可能です。100%のパフォーマンスは無理にしても、介護の合間に仕事を続けられたらキャリアの断絶を防ぐことができます。企業側としても、会社に貢献してくれる優秀な人材が確保できるメリットは非常に大きいのです。

 

働き方の選択肢としてテレワーク(在宅勤務)ができる状態にしておくことは、これからの大介護社会において企業の最低条件になることでしょう。