パパの、パパによる、パパのための働き方研究所

二児の娘のパパによる働き方実践録。幸せな働き方をいろんな角度から探ります。

サラリーマンよ、早まるな!〜雇われない働き方は決して「自由」ではない

数年前から起業を奨励する機運が高まっています。

 週末起業、

 好きを仕事にしよう、

 自分らしい働き方へ、

 雇われない生き方がカッコいい、

 独立すれば自分一人で仕事ができる、 等々。

いかにも耳障りのいい言葉が並んでいますね。

 

巷では、会社勤めがさもカッコ悪いかのような書き方がちらほら。

 まだ東京で消耗してるの?とか、

 一生社畜のままでいいの?とか、

 日本人の9割は働き方がヤバい、 等。

こんなコピーを目にすると、このままでいいのかと不安になるのも無理ないです。

 

私も数年前まで長時間労働な会社勤めを送っていたため、

そういった文章に感化されることも少なくありませんでした。

いつかはそんな生活から抜けだして、自分も自由な働き方を送りたいんだと。

 

しかし、今自分が組織に属しない働き方を送ってみて、

毎月決まった日にある程度の入金がある有り難みを痛感しています。

 

それでは、サラリーマンであるメリットを具体的にあげてみましょう。

これらを裏返したものが、フリーランスであることのデメリットです。

 

1.毎月給料が振り込まれる

会社を辞めるとつくづく思うのが、毎月決まった日に

自分の口座へ給料が振り込まれていることのありがたさ。

独立すると、自分で売上をあげ続けない限り

いつまで経っても入金はないのです。当たり前なこの現実を、

独立してまざまざと思い知らされることになります。

 

2.すでにお客さんがいる

会社を辞めて独立する場合、まずはお客さんを見つけるところから

スタートしなければなりません。自分にいくら実力があっても、

お客さんがいなければその実力を発揮できないままジ・エンドです。

ビジネスモデルの構築や商品力を磨くことは大事なのですが、

それ以上にお客さんを確保することのほうがよほど重要です。

 

3.ブランディングをする必要がない

新しく商売を始めるとなれば、ターゲットに対して

自分や商品・サービスを知ってもらう必要があります。

そのためには、情報発信をしたりネットワークを広げるために

さまざまなイベントに参加したりと、マーケティング活動を

日々行っていく必要があります。サラリーマンの場合、

少なくとも自社の仕事を遂行するにあたってそういった

取り組みはしなくてよいのです。日々発信するのはホント大変。

 

4.仕事に係る経費は会社が負担してくれる

独立した場合、経費はすべて自腹です。

会社勤めなら会社が自社の費用として精算してくれますので、

自分の懐を痛める必要がありません。

 

5.チームで仕事ができる

独立して仕事をしていると、相応の自己管理が必要になってきます。

誰からも注意を受けないのでついダラけがちです。

また、仕事上のケアレスミスに気づきにくいことも大きいですね。

念には念を入れてチェックを入れましょう。

 

このエントリーを読んでサラリーマンが、

早まった行動を思いとどまってくれるよう願っています。

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